概要
東日本大震災から7年目。東京で開催するvol.9は、東北の応援となることを願って開始したこの活動のこれからを見据え、東北のこと、プロジェクトのことを参加者とともに語り合い、前へ進むための機会にするため、北欧と日本のアーティスト5名の表現を紹介する展示の他に、3回の催しを開催しました。
Seven years have passed since the Great East Japan Earthquake. At vol.9 to be held in Tokyo, looking ahead to the future of this activity, which was started with the hope of supporting Tohoku, we discussed Tohoku and the project with the participants and use it as an opportunity to move forward. In addition to the exhibition introducing the expressions of five Scandinavian and Japanese artists, three events were held.
アーティスト Artists
丸山芳子/MARUYAMA Yoshiko(日本/Japan)
赤阪友昭/AKASAKA Tomoaki(日本/Japan)
アマンダ・ビルバリ/Amanda BILLBERG (スウェーデン/Sweden)
ヴィグディス・ハウグトゥロ/Vigdis HOUGTRØ (ノルウェイ/Norway)
ヘレナ・ユンティラ/Helena JUNTTILA(フィンランド/Finland)
展覧会 Exhibition
2018年3月5日~3月11日(最終日は3.11の慰霊の日)/ 5~11 March, 2018 (11 March: memorial day of the Earthquake)
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催し EVENTS
◼️スライド&トーク
赤坂友昭「サーモン・ラン~遡上の理由」 3/5(月)
〜アラスカのサーモンと森が教えてくれる、生命のプログラム〜
アラスカの森奥深くに立つ巨木。その大地には海の記憶が残されている。サーモンが大挙して遡上する森では、その土地の土壌から海でしか構成されることのない栄養素が発見され、それが巨木を育てているのだという。サーモンと森が教える生命のプログラムについて、スライドを交えてお話しする。
◼️プロジェクト紹介
丸山芳子「精神の〈北〉へ これまでとこれから」 3/9(金)
〜3.11後、福島県会津地方で続けているプロジェクトの中間報告〜
東北や世界の北方のアーティスト、さまざまなフィールドの研究者が向き合い、共振するものを見出す活動を積み重ねて、見えて来るものとは?
◼️ドキュメンタリー上映+解説
赤阪友昭「あたらしい野性の地 THE NEW WILDERNESS」 3/10(土)
〜オランダの干拓地に見る自然の再生力は、東北の希望となるか〜
首都アムステルダムから50キロに位置するその自然の楽園は、もとは人間が使おうとして干拓され、人間の都合で捨てられ忘れ去られた場所だった。わずか45年であたらしい命を育み、楽園を築き上げた自然の再生力。それは東北の震災を経験した私たちにひとつの希望を与えてくれる。
会場・主催 Venue and Organizer
トキ・アートスペース/TOKI Art Space(東京都渋谷区神宮前3-42-5 tel:03-3479-0332)
企画 Curator
丸山芳子(精神の〈北〉へ 実行委員会)/Maruyama Yoshiko (Spirit of “North” Executive Committee)