Art Work

つながり




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vol.1参加作品

コンセプト

私の住むスコットランドの冬は、日の出が遅くて日没が早いため日が短く、とても寒いが、雪はかなり少ない。 

そのため、私が喜多方で特に関心を持ったのが降雪量の多さである。地元の人々が雪に関わる全ての仕事を好きではないのは知っているが、訪問者である私には、雪は印象的で美しいものだ。

通常私達が景色を見るとき、人々の営みのしるしである家や道、農業用建物、田んぼ、作物を目にする。しかし深い雪が降ると、これらの物は雪で覆われ、私たちはただ、形、模様、質感そして雪そのものの要素だけを見ることになる。私は、いくつかの画像にこれを表現しようと試みた。

喜多方での滞在中、私は墨絵を見て、他のいくつかの私のイメージの中で墨絵の概念を追ってきた。私は特に、すべての詳細を含むことなく場の本質を捕える表現技巧と、抽象的な形が動きと形と空間を示唆する、‘ぼかし絵’技法に興味を持っていた。

私は、パソコンで互いに‘リンク’するようにつくられた大きな木のイメージにちなみ、作品のタイトルを‘リンク’と名付けることにした。私はそれが喜多方での滞在中に多くの人々が話していた、自然界での、人類と自然の関係の思想に結びつくのではないかと感じている。

私は、喜多方アーティスト・イン・レジデンスのサポーター、協力者、農家民泊の方々の親切と援助と寛容さと友情に、そして国際交流基金、IORI倶楽部、福島県立博物館の関係者の方々のサポートに、さらに、このプロジェクトを起こし、導いて下さったアーティスト丸山芳子さん、日々の援助と協力を下さった金親丈史さんに感謝申し上げたい。

喜多方での滞在は他に類の無い啓発的な経験であり、私はスコットランドの人々に、あなた方の住む素敵な土地について語れることを幸せに感じている。


アーティスト
スー・グリアスン