展覧会 概要
東北人を含む世界の北方人の精神性や世界観を探ることを目的とする当プロジェクトの２回目として、東北に縁のあるアーティストの表現にスポットを当てました。
アーティスト：
小林花子（宮城県にゆかり）・佐立るり子（宮城県生まれ）・丸山芳子（福島県生まれ）・吉岡まさみ（山形県生まれ）
滞在および展覧会開催地：
福島県喜多方市
展覧会：
2014年2月22日−3月2日
会場：
旧嶋新商店 三十八間蔵 （福島県喜多方市字1-4647）
主催：
精神の〈北〉へ実行委員会、はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会（文化庁支援事業） チラシPDF
アーティストと作品
小林花子（宮城県にゆかり）
「花の頃に - 出会いの場所 HIROSHIMA」 2012 「雪の座 - 在ることについて FUKUSHIMA」 2014 新潟に移り住んで8年余り、会津地方と同じ雪深い土地での暮らしは作品の景色も私自身の在り様もゆるやかに変化させていく。私の記憶と日常に深くかかわるものを素材に表現を続けている。
佐立るり子（宮城県生まれ）
「桐炭のくろ、石こうのしろに蜜ろう」 2013-2014 何かを描くのではなく、基底材にものの持つ「いろ」をのせるという作業の軌跡からなる平面作品を制作している。今回は三島の桐炭のくろを使用し、会津地方の土地が持つ過去からの記憶のような気配の感じられる空間をつくりたいと思う。
丸山芳子（福島県生まれ）
「この地に深く降りてゆく」 2014 厳しい気候ゆえ、会津の人は自然の力を知り、それに寄り添って生きているのだろう。この地に深く根を張った伝承のことがらの野性味と力強さは、私に生き物であることを自覚させ、それが発する声を聴き、土地のにおいを嗅ぎ取りたいと思わせる。
吉岡まさみ（山形県生まれ）
「秘密の記憶ーKITAKATA」 2014 テープを使ったインスタレーション作品を作ってきた。テープによるドローイングが、設置場所で、その場所の持つ時間や歴史を露わにしていくのではないかという思いと願いをもちながら制作する。
映像「精神の〈北〉へ Spirit of “North” vol.1
上映時間 約30分 制作：小野良昌 （st. CINQ）
助成
文化庁 平成25年度 地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業
協力
一般社団法人IORI倶楽部・福島県立博物館・NPO法人まちづくり喜多方・喜多方シティエフエム株式会社・佐久間建設工業株式会社・渡部木材工業株式会社・上野真玄・studio mar