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精神の〈北〉へ vol.10:かすかな共振をとらえて
Spirit of ‘North’ vol.10: Sensing Faint Resonances

開催スタートとして
9/20:セミナーとして4つの講演、夕方よりオープニングレセプションとパフォーマンスによって会場が開かれました。
9/21:はパフォーマンスデイとして、再び3つの公演がありました。

セミナー/ Seminar

•丸山芳子 & ヘレナ・ユンティラ/Maruyama Yoshiko & Helena Junttila(アーティスト・vol.10の共同オーガナイザー/Artist, Co-organizer of vol.10 Exhibition)
•石倉敏明 /ISHIKURA Toshiaki (芸術人類学 /Art Anthropology)
•モニカ・テンバリ/Monica Tennberg (Arctic Centre, University of Lapland)
•ソイリ・ニュステン-ハーララ /Soili Nysten-Haarala (Faculty of Law, University of Lapland)

展覧会オープニング パフォーマンス/Exhibition opening Performance

•ティッタ・コート&アウリ・アホラ/Titta Court & Auri Ahola
•ウッラ・キンヌネン(元フィンランドセンター文化・コミュニケーション担当官) 開催の挨拶 /Ulla Kinnunen (Former Head of Culture and Communications of The Finnish Institute in Japan): Opening the exhibition
•アマンダ・ビルバリ/Amanda Billberg
•丸山常生 /Maruyama Tokio

 

丸山芳子「精神の〈北〉へ」プロジェクト紹介とフィンランドとの深い関わり

丸山芳子 プレゼンテーション

丸山芳子「精神の〈北〉へ -発想の地に還る」
Maruyama Yoshiko [Spirit of “North” – Returning to the birthplace of the project concept]
2010年ラップランドの旅で、丸山が見出した北方同士を見つめる活動の発想は、プロジェクトとなってその地に還ってきた。

丸山芳子とヘレナ・ユンティラ

丸山芳子とヘレナ・ユンティラ

丸山とユンティラによる、互いの民族を知るためのQ&A。
“Q & A to know Japanese and Finnish” by Maruyama and Junttila.

 

石倉敏明

石倉敏明

石倉敏明 / Ishikura Toshiaki「Rethinking “North” from the Tohoku region of Japan」

開始したばかりのvol.10の各作品を引用しつつ、人類学的な視点で様々な比較を論じて見せた。


モニカ・テンベリ

モニカ・テンベリ

モニカ・テンバリ
Monica Tennberg [Negotiating Risk and Responsibility: Political Economy of Flood Protection in Northen Finland]

 

ソイリ・ニュステン-ハーララ

ソイリ・ニュステン-ハーララ

ソイリ・ニュステン-ハーララ
Soili Nysten-Haarala 「Risks and Benefits of Oil Production in the Arctic]

 

vol.10のために結成した”オーガナイザーチーム”の3人

vol.10のために結成した”オーガナイザーチーム”の3人

このプロジェクトと開催の経緯を紹介する、ロヴァニエミ美術館キュレーターのアイラ・フオビネン(左)
Aira Huovinen, the curator of Rovaniemi Art Museum introduced this project and the process to the exhibition vol.10.

 

photo: Jukka Tarkiainen

聴講するみなさん  photo: Jukka Tarkiainen

 

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ティッタ・コート&アウリ・アホラ

ティッタ・コート&アウリ・アホラ

ティッタ・コート&アウリ・アホラ

ティッタ・コート&アウリ・アホラ

ティッタ・コート&アウリ・アホラ

ティッタ・コート&アウリ・アホラ

ティッタ・コート&アウリ・アホラ「樹氷」/ Titta Court was my & Auri Ahola [Tykky]
予告なしに始まった音楽とダンスに、会場の人々が集まる。雪の重みでしなったり落雪で突然形を変えたりする様子が想像できた。 この開催のために創作したという表現に、試練に負けない東北の人々が重なって見えた。

 

ウッラ・キンヌネン

ウッラ・キンヌネン

ウッラ・キンヌネン(Tuusula 美術館館長、2011-16年の間フィンランド大使館の文化部門であるフィンランドセンター 文化・コミュニケーション担当官) 開催の挨拶
Ulla  (Museum and Cultural Director of the Municipality of Tuusula, Former Head of Culture at The Finnish Institute in Japan in 2011-2016): Opening the exhibition
ウッラさんは、このプロジェクトのフィンランドとの交流開催(2015年、福島県喜多方市)に来場し、各会場や滞在住宅を見て回られた。被災した東北各地を知るウッラさんの挨拶は、このプロジェクトの開始やvol.10開催の背景を伝えることとなり、聴く人々の胸を打った。

アマンダ・ビルバリ

アマンダ・ビルバリ

アマンダ・ビルバリ

アマンダ・ビルバリ

アマンダ・ビルバリ

アマンダ・ビルバリ

アマンダ・ビルバリ

アマンダ・ビルバリ

アマンダ・ビルバリ「キャット・トーク」/Amanda Billberg [Cat Talk]
猫に扮するアマンダが観客をひとり招き入れ、3つのテーマからひとつを選ばせて展開するダンス。

 

丸山常生

丸山常生

丸山常生

丸山常生

丸山常生「Reconnected things – Geos」 1日目
Maruyama Tokio[Reconnected things – Geos]  1st day

丸山常生

丸山常生

丸山常生

丸山常生

丸山常生

丸山常生

丸山常生「Reconnected things – Geos」2日目/ Maruyama Tokio[Reconnected things – Geos] 2nd day
この場の状況から生み出す行為によってあらわれる様々な偶然の現象が、そこにある作品と絡み合うさまを、居合わせた人々に気づかせる。

 

ロヴァニエミ美術館 Rovaniemi Art Museum

ロヴァニエミ美術館 Rovaniemi Art Museum

いよいよ開催の年になりました。
プロジェクト企画者の丸山芳子と、フィンランド作家で2015年に来日参加したヘレナ・ユンティラ、ロヴァニエミ美術館のキュレーター、アイラ・フオヴィネンは、フィンランドのロヴァニエミ美術館での開催をめざして、運営チームとして取り組んでいます。メールでの相談は2017年の秋から始まり、協力したり、励ましたり、喜び合ったり。とても良いチームワークです。

4月から8月の開催予定でしたが、観客が多く見込まれ、参加作家のリサーチにも適した季節の秋からの開催に変更することにしました。開催資金がまだ充分ではないため、半年の猶予期間にさらなる対策ができるように、ということも理由のひとつです。

フィンランドの美しい秋、とりわけ自然豊かな北方地域ラップランド地方へ旅し、「精神の〈北〉へ」の発想が生まれた理由を探ってみるのはいかがでしょう?

Korundi, Rovaniemi Art Museum
Lapinkävijäntie 4, 96100 Rovaniemi, Finland
https://www.korundi.fi/en/Rovaniemi-Art-Museum

 

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