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2021年の開催までに、14回を重ねた「精神の〈北〉へ」プロジェクト。日本やフィンランドの美術館や、会津地方の複数の蔵や、日本とスコットランドでの同時開催など、規模の大きい開催が続きました。これからは、大規模な開催ばかりでなく、少数の参加者同士がじっくり向きあうことや、開催地域の人との交流や地域を感受する体験を重視していきます。

その実践として、2025年のvol.15は、地球上に遠く離れた場所に暮らす3人の女性アーティストの、深い理解と交流をめざします。

Artist/
エリサ・プリツカー Elisa Pritzker:アルゼンチン生まれ、ニューヨーク在住
ヘレナ・ユンティラ Helena Junttila:フィンランド生まれ、在住
丸山芳子 Yoshiko Maruyama:福島生まれ、東京在住

まずは互いを知るため、参加アーティスト3人の1回目のZoom対話をしました。
ニューヨークが朝9時、フィンランドのソダンキュラが夕方16時、東京が夜22時、という大きな時差を超えた対面です。

地球上の遠く離れた地で暮らし、還暦を越える人生経験を積んできた3人の女性アーティストたちが、どんなことを思い、表現してきたのか?
日本の東北地方の蝦夷(えみし)、フィンランド北部のラップランド地方のサーミ、アルゼンチン南部のパタゴニアのSelk’nam。それぞれの先住民族の存在を意識し、その文化や精神性を尊重することからみえてくるものはなんだろうか?
これから時間をかけて対話を重ねることで、3人による開催テーマが生まれるでしょう。

そして開催年には、会津での滞在体験と交流の催し、東京での展覧会で紹介します。

 

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