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2021年の開催までに、14回を重ねた「精神の〈北〉へ」プロジェクト。日本やフィンランドの美術館や、会津地方の複数の蔵や、日本とスコットランドでの同時開催など、規模の大きい開催が続きました。これからは、大規模な開催ばかりでなく、少数の参加者同士がじっくり向きあうことや、開催地域の人との交流や地域を感受する体験を重視していきます。

その実践として、2025年のvol.15は、地球上に遠く離れた場所に暮らす3人の女性アーティストの、深い理解と交流をめざします。

Artist/
エリサ・プリツカー Elisa Pritzker:アルゼンチン生まれ、ニューヨーク在住
ヘレナ・ユンティラ Helena Junttila:フィンランド生まれ、在住
丸山芳子 Yoshiko Maruyama:福島生まれ、東京在住

まずは互いを知るため、参加アーティスト3人の1回目のZoom対話をしました。
ニューヨークが朝9時、フィンランドのソダンキュラが夕方16時、東京が夜22時、という大きな時差を超えた対面です。

地球上の遠く離れた地で暮らし、還暦を越える人生経験を積んできた3人の女性アーティストたちが、どんなことを思い、表現してきたのか?
日本の東北地方の蝦夷(えみし)、フィンランド北部のラップランド地方のサーミ、アルゼンチン南部のパタゴニアのSelk’nam。それぞれの先住民族の存在を意識し、その文化や精神性を尊重することからみえてくるものはなんだろうか?
これから時間をかけて対話を重ねることで、3人による開催テーマが生まれるでしょう。

そして開催年には、会津での滞在体験と交流の催し、東京での展覧会で紹介します。

 

今年の「精神の〈北〉へ」は、日本とスコットランドのアーティストたちが連携して、連続交流展を開催するという計画です。
「精神の〈北〉へ」の1回目に招かれたSu Griersonが Confluence of Northプロジェクトを開始し、こちらのSpirit of Northと常に連携して、両国で以下のような国際展を開催しています。

-6/8~26 Perth Creative Exchange(パース市/交流展)
-9/5 Yell(シェトランド諸島/オンライン・プレゼンテーション)
-10/3~16  二十間蔵・絵本の蔵・南町2850(喜多方市/交流展)
-10/23~29  西会津国際芸術村(西会津町/交流展)
-10/23~11/27 An Lanntair(ルイス島/交流展)

コロナ禍のため、お互いに直接会うことはできませんが、昨年から離れたままの対話を続け、6月に最初の交流展、9月にはオンラインによるモニター越しのプレゼンテーションと交流対話を実施しました。

さて、いよいよ10月から日本での交流展の開催です。

喜多方と西会津の開催は、それぞれの会場にも特徴があります。
喜多方展は、文化庁より「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されたエリアの、3つの個性的な蔵。
西会津展は、元中学校だったレトロな木造校舎をそのまま活かした、文化発信拠点です。

日本とスコットランドからの8名が、2人ずつ4組のペアを組んで、協働で作り上げるインスタレーションがメインです。その表現は、絵画や映像や写真や、はじめからそこにあったもの、その空間の佇まいも作品をつくる要素となり、それぞれが共鳴しながら存在感をしめすでしょう。

西会津展はスコットランドのルイス島での開催と同日スタート。日本とスコットランドの会場にて、4組の作品は距離を超えて互いに共鳴するはずです。

 

西会津展での催し:10/24
14:00-16:00/ 講演「北と惑星思考」結城正美
自然や環境は人間の歴史のなかで語られてきたけれども、惑星という視座は、近年になって出現したものである。人間の時間尺度を優に超えた惑星、そこに私たちは住んでいる。そのことを文学作品を手がかりに考えてみたい。
(青山学院大学 文学部英米文学科教授:環境文学・アメリカ文学)

18:00-20:00/ 国際交流オンライン・コミュニケーション
(同時開催中の両国会場同士をつなぎ、この活動を振り返る)

 

主催:精神の〈北〉へ 2021実行委員会
共催:西会津国際芸術村(運営:一般社団法人BOOT)
助成:公益財団法人 花王芸術・科学財団 公益財団法人朝日新聞文化財団 公益財団法人 野村財団
協力:キタ美実行委員会 喜多方市小田付地域おこし協力隊 画廊星醫院 千葉奈穂子 中澤ナオ 株式会社堀内カラー

一年以上もの間、地球は新型コロナウィルスという未知の疫病に覆われ、私たち人類はみな同じ舟に乗り合わせて共通の困難をのり越えようとしています。コロナ禍は人類にとっての災禍だけでなく、人類と他の生物との共存について再考すべきだという警告です。そして疫病を前にして、人間同士の格差や差別意識も浮き彫りにしました。

私たちは今、これまでの意識や慣習をゼロから見直すべき節目にあります。今こそ、互いの立場や違いを理解し、精神の深いところの共鳴を導き出そうとする「精神の〈北〉へ」のような活動が必要なときです。
今年の交流相手である英国スコットランドとの活動では、私たちは交流に欠かせない「直接会う」ことをコロナ禍に阻まれ、その制約のなかで、可能な交流の方法を見出そうとしています。
東北や北方の国とゆかりが深い日本人4名と、英国の北方であるスコットランドの4名が、1対1のペアを組み、半年間のコミュニケーションを継続します。ユーラシア大陸の東と西の淵という距離を超えて、互いに共鳴する精神性を見出そうと試み、そこから得られるものを作品に反映させます。その表現には、互いのことを知ろうと真摯に向き合うコミュニケーションの成果が現れるでしょう。

スコットランドの都市や北方の島々と、福島県会津地方の2市町をつないで開催する展覧会では、深い交流の成果としての両国8名の作品を展示します。コロナ禍というハードルを越えるために、チャレンジングで、プロセスと思考そのものが根幹となる交流活動。世界とつながる新しい方法を見出すために、果敢に挑戦する参加作家たちの取り組みをご紹介します。
交流のハイライトとして、両国の会場同士、または会場と作家のスタジオをオンラインでつなぐ4回の催しや、シンポジウムでの講演やディスカッションもご期待ください。

 

精神の〈北〉へ :ふたつの流れが出会うところで
Spirit of North: Confluence

 

【アーティスト】

日 本/丸山 芳子、滝沢 達史、浅井 真理子、丸山 常生
スコットランド/ スー・グリアソン、ジリアン・アデア・マクファーランド、カイラ・クレッグ、インゲ・パニルス(海外作家の来日はありません)

【開催内容】

日本とスコットランドが同時に連携して開催する日英共同企画
◇両国作家8名の、交流成果の作品
・インスタレーション、映像、写真、絵画、立体作品、パフォーマンス、これらのコラボレーション
・ペア間の対話&交流の経緯紹介
◇プロジェクト過去10回の開催のアーカイブ(映像、記録集、写真など)
◇オンラインの対話交流催し:各開催にて
◇子供の異文化体験アート教室:10/3(日)・10/17(日)
◇シンポジウム:10/17(日)
講演「北と惑星思考」結城正美氏(青山学院大学 文学部英米文学科教授)

【開催スケジュール】

◆ 2021年6月1日~27日:「精神の〈北〉へ vol.11」(スコットランド展)
パース市:Perth Creative Exchange(複合的なアートセンターのギャラリー)

◆ 2021年9月4日~11日:「精神の〈北〉へ vol.12」(スコットランド展)
シェトランド諸島:Gaada(シェトランド諸島のBurra島にあるコミュニティー・スペース)

◆ 2021年10月3日~17日:「精神の〈北〉へ vol.13」(日本展)
福島県喜多方市:南町2850・絵本の蔵・二十間蔵(喜多方市南町 伝統的建造物群保存地区)

◆ 2021年10月22日~29日:「精神の〈北〉へ vol.14」(両国同時開催展)
福島県西会津町:西会津国際芸術村(レトロな木造校舎の文化施設)

⇆ ストーノウェイ町:An Lanntair「精神の〈北〉へ vol.15」 10月23日~11月6日
(スコットランド北方ルイス島のアートセンター)

両国の展覧会会場/左上から 喜多方の4会場、西会津国際芸術村、スコットランドの3会場

【リンク】

精神の〈北〉へ 2021年のプロジェクトは、以下のスコットランドのプロジェクトと互いに連携しています。

CONFLUENCE OF NORTH

 

【ご協力】
-ご支援に感謝いたします-
助成:公益財団法人 花王芸術・科学財団、朝日新聞文化財団
共催:西会津国際芸術村
協力:キタ美実行委員会

 

 

昨年の秋、丸山はフィンランドでの展覧会をスタートさせた後に英国北方のスコットランドに飛んで、Su Griersonさんとの再会のひとときを過ごしました。スーさんは「精神の〈北〉へ」の1回目の参加作家で、2013年の冬、福島県会津地方に招き、共に滞在活動と展覧会をしています。今回、彼女から、東日本大震災から10年目の2021年に、スコットランドでの『精神の〈北〉へ』開催を提案されました。

このような提案は、とてもうれしいことです。なぜなら、企画者の私と同様の強い意欲を持った人と取り組むと、推進力がはるかに大きくなります。これは、フィンランドでの開催で確信しました。交流国双方で準備すると、意欲も、資金獲得も、広報力も倍、片方でするよりもずっと可能性が広がります。今年に入って、私とスーに、スコットランドのアーティスト、ジリアンさんが加わり、私たち三人は運営チームとして2021年のスコットランド開催にむけて準備をスタートしました。少人数のチームワークは強く、だれもが責任感を持って、前へ前へと押していきます。

ところが今年に入ると、新型コロナウィルスが世界中に蔓延し、計画は大きく変更を強いられました。予定していた会場もレジデンスもみんな閉鎖し、日本から英国への渡航自体が、かなり難しくなりました。それなら、会うことのできないこの状況の意味を熟慮し、互いの理解を深める新しい方法を見出すことにチャレンジしよう。今後、このコロナ禍がどう推移するか予測がつかないため、そのような条件にフレキシブルに対応できる感性を見せるアーティストにコンタクトし、日本側作家4名、スコットランド側の作家も4名が決まりました。

開催は両国双方がスペースを設定し、両方の展覧会に8人全員の交流が反映され、互いにリンクした開催にしたいと思います。日本側も会場が必要となり、東京のある企画公募への応募と、久しぶりの会津地方での開催をめざして準備中です。
東北の震災から10年目にむけた、「精神の〈北〉へ」11回目。
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展覧会:精神の〈北〉へ:ふたつの流れが出会うところで  

会期予定:
東京/2021年6~7月、福島/2021年10月
会場:
東京/審査中
福島/喜多方市(南町2850・絵本の蔵・二十間蔵・村藤店蔵)、
西会津町(西会津国際芸術村)
参加作家:
日本/丸山芳子、浅井真理子、滝沢達史、丸山常生
スコットランド/スー・グリアソン、ジリアン・アデア・マクファーランド、カイラ・クレッグ、インゲ・パニルス

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Last fall, I visited Su Grierson in Scotland, north of England. Su is the first participating artist of “Spirit of North” held in the winter of 2013.
She proposed me to hold “Spirit of North”  in Scotland in 2021, the 10th year since the Great East Japan Earthquake.
With the addition of Scottish artist Gillian Adair McFarland to me and Su, the three of us have begun preparations for the 2021 exhibition in Scotland as the organizer team.

However, earlier this year, the new coronavirus spread around the world, forcing a major change in our plans. All the planned venues and residences were closed. Traveling from Japan to the UK has become difficult.
So we decided to consider about this unusual exchange that we cannot meet each other and find new ways to deepen mutual understanding.
We will prepare venues in both countries, and both exhibitions will reflect the exchanges of eight artists, and the venues will be connected to each other remotely.
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Exhibition: Spirit of North: Confluence

Time:
Tokyo/ June-July 2021, Fukushima/ October 2021
Venue:
Tokyo / Under judgment now
Fukushima / Kitakata City( Minamimachi 2850, Ehon-no-kura, Nijukken-gura, Murato-mise-gura)
Nishiaizu Town (Nishiaizu International Art Village)

Participants:
Japan/ Maruyama Yoshiko, Asai Mariko, Takizawa Tatsushi, Maruyama Tokio
Scotland/ Su Grierson, Gillian Adair McFarland, Kyra Clegg, Inge Panneels

日英オーガナイザーZoomミーティング 1回目

3冊の記録集

2020.08.29

プロジェクト「精神の〈北〉へ」は、昨年から今年1月までの交流活動で10回目となりました。そこで10回目のロヴァニエミ美術館(フィンランド)での開催を含む3冊目の記録集を発行し、3冊の記録集で10回の開催のすべてを紹介できるようになりました。売り上げは、すべて今後の活動資金となります。ぜひお求めくださり、応援していただけますとありがたいです。

A : vol.1・・・・・・500円
開催年:2013年
参加作家紹介:
ヴィグディス・ハウグトゥロ、マルグレーテ・オース(ノルウェイ)、スー・グリアスン(英国スコットランド)、丸山芳子(日本)
その他:
3つのトークイベント内容
「北欧の先住民族サミと東北の蝦夷を知る」「捨てられた島 セント・キルダ島の人々」「北欧の冬/会津の冬」

B : vol.2~5・・・・・・700円
開催年:2014~2015年
参加作家紹介:
吉岡まさみ、小林花子、佐立るり子、小野良昌、千葉奈穂子、丸山芳子(日本)、ヘレナ・ユンティラ、アンティ・ユロネン、カイサ・ケラター(フィンランド)
その他:
トークセッション「精神が宿る域-フィンランド人と会津人の自然観」「北方人のスピリット-北欧のサーミと東北の先住民」長谷川浩・山中雄志・菅家博昭・参加作家
シンポジウム「北なるものの精神史」鶴岡真弓・田附勝・藤浩志・赤坂憲雄、「北の美と魂」山内宏泰・山内明美(敬称略)

C : vol.6~10・・・・・・600円
開催年:2017~2020年
参加作家紹介:
赤阪友昭、石倉敏明、高島正志、田附勝、千葉奈穂子、中津川浩章、丸山常生、丸山芳子(日本)、アウリ・アホラ、ティッタ・コート、ユッカ・タルキアイネン、ミア・ハマリ、ヘレナ・ユンティラ(フィンランド)、アマンダ・ビルバリ(スウェーデン)、ヴィグディス・ハウグトゥロ(ノルウェイ)


記録集を販売いたします。
複数のご注文の場合は、1冊につき100円のお値引きをいたします。
例)ABC1冊ずつ3冊購入の場合、400+600+500=1,500円+送料

<注文購入>
重さによって最も安価な方法でお送りします。
ご希望の冊子(ABCから)、冊数、お名前、郵便番号、ご住所を以下のメールアドレスまでご連絡ください。ご請求額をお知らせいたします。
丸山芳子 maryoshi@me.com

振込銀行:ゆうちょ銀行
記号:10080
番号:72648501
宛名:精神の<北>へ実行委員会
ふりがな:セイシンノキタヘジッコウイインカイ

(ゆうちょ銀行以外の金融機関からの振込の場合)
店名:008
店番:008
預金種目:普通預金
口座番号:7264850

<直接購入>
東京/
TOKI Art Space
東京都渋谷区神宮前3-42-5 サイオンビル1F tel:03-3479-0332
12:00-19:00  休廊:水曜日
通常は水曜日のみ休廊ですが、昨今の新型コロナウィルス対応のために変更の可能性があります。ご連絡してからお出かけください。

福島/
コミュニティスペース「茶の間」
福島県喜多方市字東町4086 アロマ蔵(会陽館の裏手)
地域おこし協力隊事務所 隊員:田村幸絵さんまで
購入可能:月・火・木・金曜日の8:30~17:15

左から A: vol.1 / B: vol.2-5 / C: vol.6-10

ロヴァニエミ美術館での開催終了に合わせてフィンランドに渡航し、1月25日の最後のパフォーマンス公演で再会するアーティストたちに渡せるようにと、正月返上の激務でまとめた「精神の〈北〉へ vol.6~10」はプロジェクトの3冊目の記録集です。

2017年から2019年までの、西会津国際芸術村(福島県西会津町)、東京都美術館、ギャラリー・オフグリッド(福島市)、トキ・アートスペース(東京)、ロヴァニエミ美術館(フィンランド)での開催内容と、vol.6~10の全参加作家のステイトメントと展示作品を紹介しています。

とりわけ、フィンランド北部ラップランドでの滞在交流とすばらしい共鳴を生んだ展覧会vol.10の紹介は、ロヴァニエミ美術館カタログにも載せられていない開催内容を伝え、充実した交流活動の一端を見ることができます。

記録集vol.6~10の表紙と裏表紙

vol.6, 2017 西会津国際芸術村での開催

vol.7, 2017 東京都美術館での開催

vol.10, 2019 フィンランド滞在活動とロヴァニエミ美術館での開催

vol.10, 2019 ロヴァニエミ美術館での開催

昨年9月から今年1月まで、4ヶ月の開催を続けた「精神の〈北〉へ vol.10」は、開催中に5回のパフォーマンス公演と、2回のアーティスト・トークを催しました。開催前から新聞やインターネットメディアで紹介され、通常の展覧会を上回る入場者を迎えられたようです。記事の展覧会評や観客の反応はどれも好意的だったと、美術館キュレーターからの報告を受けました。
開催終了に合わせて冬のフィンランドに渡航し、立ち会った最後のパフォーマンス公演日には、オープニングでも会った何人かの観客も再び見に来てくださり、最後の名残を惜しむようでした。

オープンに合わせて美術館が作成したカタログは、参加作家の旧作とアーティストステイトメントをまとめています。リーフレットと共に、フィンランド語・英語・日本語を併記してつくられ、日本発のプロジェクトを尊重してくださっているのがうれしいです。
Hilkka Liikkanen館長のあいさつ、Ulla Kinnunenさんの巻頭文(2011-16 東京のフィンランドセンターにて文化・コミュニケーションマネージャーとして務められ、当プロジェクトの2015年の喜多方市の開催にも来場している)、丸山芳子のフィンランドと当プロジェクトの強い縁をつづるテキストのほか、日本・フィンランド・スウェーデンからの参加アーティスト11名のステイトメントと作品画像を紹介しています。

カタログ表紙   丸山芳子作品「森羅万象というあなた #1706」2017

ヘレナ・ユンティラのページ 作品「ブラックダイヤモンド」2019

丸山芳子のページ 作品「沢の音-昭和村」2014

 

精神の〈北〉へ vol.10:かすかな共振をとらえて

ロヴァニエミ美術館(ロヴァニエミ市、フィンランド)
2019年9月21日~2020年1月26日

「地球の北方に住む人々には、国や民族の違いを超えて、何か共通の精神性があるのではないだろうか?」
プロジェクト「精神の〈北〉へ」はこの探究心を持って、東北地方と世界の北方のアーティストを要とする交流により、世界の北方人同士に共通する精神性「北方的精神」を探り続けています。10回目の開催は、このプロジェクトにゆかりの深いフィンランドの北方ラップランド地方にある、ロヴァニエミ美術館にて始まりました。

ラップランドの地と人には、自然との精神的な深い結びつきや被征服の歴史、国土における位置や気候など、東北との多くの類似を見ることができ、向き合うべき相手です。これまでの福島での活動との合わせ鏡のように、ラップランドの土地と人々、精神性を感受し、現地の作家との理解を深め、展覧会に反映させたいと思います。
この交流と開催は、「北方人に共通する精神とは何か」「自分たちとは何か」をさらに確信する機会となるでしょう。

今年11月と来年1月には、パフォーマンスや参加アーティストのトークが予定されています。

NAKATSUGAWA Hiroaki: Painting, Mia HAMARI: Sculpture

石倉敏明:映像「接触から共振へ」, 中津川浩章:絵画, ミア・ハマリ:彫刻

MARUYAMA Y: Installation & Painting(right), CHIBA :Video, JUNTTILA: Painting

丸山芳子:インスタレーションと絵画(右), 千葉奈穂子:映像「浜辺のまち」, ヘレナ・ユンティラ:絵画(左)

MARUYAMA Tokio: Installation

丸山常生:インスタレーション「Reconnected Things – Geos」

Helena JUNTTILA: Painting, MARUYAMA Tokio: Installation

ヘレナ・ユンティラ:絵画「私の感情の体験」「黒いダイヤモンド」, 丸山常生:インスタレーション

ISHIKURA Toshiaki: Video (left), Jukka TARKIAINEN: Video (right)

石倉敏明:映像「接触から共振へ」(左), ユッカ・タルキアイネン:映像「Leaving Home」(右)

MARUYAMA Yoshiko: Installation & Painting, Mia HAMARI: Sculpture

丸山芳子:インスタレーションと絵画シリーズ「蝶になる」, ミア・ハマリ:彫刻「我が家」

Mia HAMARI: Sculpture, NAKATSUGAWA Hiroaki: Painting

ミア・ハマリ:彫刻,  中津川浩章:絵画「愛は森に隠れている」

Amanda BILLBERG: Video, Mia HAMARI: Sculpture

アマンダ・ビルバリ:映像, ミア・ハマリ:彫刻「我が家」

Helena JUNTTILA: Painting

ヘレナ・ユンティラ:「魚」

MARUYAMA Yoshiko: Installation

丸山芳子:「森羅万象というあなた #1909」

ISHIKURA: Video, HAMARI: Sculpture, NAKATSUGAWA: Painting, JUNTTILA: Painting(center)

石倉:映像, ハマリ:彫刻, 中津川:絵画(左), ユンティラ:絵画(中央)

NAKATSUGAWA Hiroaki: Painting, Mia HAMARI: Sculpture

中津川浩章:絵画「光の船団」(正面), ミア・ハマリ:彫刻「ヒステリーと猟犬」(手前)

MARUYAMA Yoshiko: Installation

丸山芳子:「森羅万象というあなた #1909」

MARUYAMA Tokio: Installation

丸山常生「Reconnected Things – Geos」

 

MARUYAMA Yoshiko: Installation & Painting

丸山芳子:インスタレーションと絵画

【会期】

2019年9月21日〜2020年1月26日

【会場】
ロヴァニエミ美術館(ロヴァニエミ市、フィンランド)
Rovaniemi Art Museum (Korundi House of Culture: Lapinkävijäntie 4, 96100 Rovaniemi, Finland)

【主催】
ロヴァニエミ美術館
精神の〈北〉へ 実行委員会

【協力】
助成 //
公益財団法人ポーラ美術振興財団
公益財団法人朝日新聞文化財団
国際交流基金
Wihuri Foundation
Laplands Culture Foundation
後援 //
福島県立博物館

【表現者】
日本 Japan //
丸山芳子/MARUYAMA Yoshiko(兼キュレーター)
石倉敏明/ISHIKURA Toshiaki
中津川浩章/NAKATSUGAWA Hiroaki
丸山常生/MARUYAMA Tokio
千葉奈穂子/CHIBA Naoko

フィンランド Finland //
ヘレナ・ユンティラ/Helena JUNTTILA(兼キュレーター)
ミア・ハマリ/Mia HAMARI
ユッカ・タルキアイネン/Jukka TARKIAINEN
ティッタ・コート/Titta COURT
アウリ・アホラ/Auri AHOLA

スウェーデン Sweden //
アマンダ・ビルバリ/Amanda BILLBERG

この展覧会の開催に対するご支援に、心より感謝申し上げます。
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2019north_2feet_center

開催概要

「地球の北方に住む人々には、国や民族の違いを超えて、何か共通の精神性があるのではないだろうか?」
プロジェクト「精神の〈北〉へ」はこの探究心を持って、東北地方と世界の北方のアーティストを要とする交流により、民族を超えて北方人同士に共通する精神性「北方的精神」を探り続けています。
これは、東北地方を深く知る探究と、世界の北方人同士が向き合う交流によって、グローバルな視野で北方論を共に織り継ぐ、人類としての恊働をめざすプロジェクトです。
この活動で見いだす事柄が、3.11で多くを失った東北人のアイデンティティを再認識する心の再生への応援となることを願っています。

2011年から活動開始した当プロジェクトは、2015年に福島県会津地方にて東北とフィンランドの交流展を開催し、トークイベントでは、互いの自然観や先住民のスピリットを探る深い対話が交わされました。そして、日本とフィンランドの修交100年にあたる今年、フィンランドの北方であるラップランド地方の中心都市ロヴァニエミ市にあるロヴァニエミ美術館にて、先の交流をさらに深化させる滞在活動と展覧会を開催します。

ラップランドの地と人には、自然との精神的な深い結びつきや被征服の歴史、国土における位置や気候など、東北との多くの類似を見ることができ、向き合うべき相手です。これまでの福島での活動との合わせ鏡のように、ラップランドの土地と人々、精神性を感受し、現地の作家との理解を深め、展覧会に反映させたいと思います。この交流と開催は、「北方人に共通する精神とは何か」「自分たちとは何か」をさらに確信する機会となるでしょう。

展示空間に集うのは、インスタレーション、絵画、彫刻、映像に加え、パフォーマンスやダンスの身体表現や、芸術人類学に及びます。異なるジャンルが静かに共振して行く様は、不寛容な社会、世界とは対極の表現空間を呈示するでしょう。

この活動の実現のために、ご支援やご協力を下さった関係各位に、心からの感謝を申し上げます。

 

“Is there a shared spirituality amongst groups of people who live in northern regions of the globe, outside of race and nationality?”
With this question as the driving force, our project Spirit of ‘North’ has continued to explore the spirituality of northern peoples by creating a platform for artists from Tohoku (the northern region of Japan including Fukushima) and from other northern regions of the world to interact with each other and exchange ideas.
This project was initiated soon after the Great East Japan Earthquake hit Tohoku in 2011. The earthquake, tsunami and the nuclear-power-plant disaster that ravaged the land also uncovered the fact that much of Tohoku culture remained unknown or misunderstood by the outside world. It acted as a catalyst to raise the following question: what is at the heart of Tohoku identity?
Spirit of ‘North’ facilitates interactions between the people of Tohoku and other northern areas of the world to examine a northern spirituality that resonates among us all. Beyond lifting the spirits of Tohoku people after the disaster, our project aspires to create a global network through which northerners from across the world, and anyone who is drawn to the north, can collaboratively build a ‘northern philosophy’. Our project aims to bring together diverse artistic languages of different northern communities and add these regional expressions to the global artistic discourse. Moreover, the project hopes to bridge art and other humanities fields in an attempt to investigate regionality and universality.

We began the project in 2011, and invited Finnish artists to participate in it in 2015. Through an exhibition and an artist talk, we opened up an in-depth discussion about kinship with nature and the spirituality of indigenous people in our respective regions. This year, we’ll soon hold exhibition Spirit of ‘North’ vol. 10 at the Rovaniemi Art Museum in Lapland, Finland’s northernmost region. It coincides with the 100-year anniversary of diplomatic relations between Japan and Finland. We are certain it will allow us to deepen our connection and understanding of each other as fellow northerners. Lapland, with its similarities to Tohoku, makes it a perfect site for this exhibition to reflect on the project’s journey thus far. Getting immersed in the land and the community of Lapland, we hope to deeply contemeplate northern spirituality and our northerner identity. 

The exhibition will bring together many forms of artistic expression, including painting, sculpture, installation, video art, dance and performance presented with anthropological knowledge. By encompassing diverse representations of northern cultures in this exhibition, we hope to highlight our shared worldview built upon northern spiritualities. Those resonance one another will be opposite from the intolerance in the present society.

Finally, we would like to extend our sincere gratitude to all who contributed to realising this project. 

 

【会期 Exhibition Period】

2019年9月21日〜2020年1月26日/ 21 September 2019 ~ 26 January 2020

【会場 Venue】
ロヴァニエミ美術館(ロヴァニエミ市、フィンランド)/
Rovaniemi Art Museum (Korundi House of Culture: Lapinkävijäntie 4, 96100 Rovaniemi, Finland)

【主催 Organiser】
ロヴァニエミ美術館/Rovaniemi Art Museum
精神の〈北〉へ 実行委員会/Spirit of “North” Executive Committee

【協力 Sponsor & Cooperation】
助成 //
公益財団法人ポーラ美術振興財団/Pola Art Foundation
公益財団法人朝日新聞文化財団/The Asahi Shimbun Foundation
国際交流基金/Japan Foundation
Wihuri Foundation
Laplands Culture Foundation
後援 //
福島県立博物館/Fukushima Museum

【表現者 Artist】
日本 Japan //
丸山芳子/MARUYAMA Yoshiko(兼キュレーター/Curator of the exhibition)
石倉敏明/ISHIKURA Toshiaki
中津川浩章/NAKATSUGAWA Hiroaki
丸山常生/MARUYAMA Tokio
千葉奈穂子/CHIBA Naoko

フィンランド Finland //
ヘレナ・ユンティラ/Helena JUNTTILA(兼キュレーター/Curator of the exhibition)
ミア・ハマリ/Mia HAMARI
ユッカ・タルキアイネン/Jukka TARKIAINEN
ティッタ・コート/Titta COURT
アウリ・アホラ/Auri AHOLA

スウェーデン Sweden //
アマンダ・ビルバリ/Amanda BILLBERG

【講演 Lecture & Seminar】
石倉敏明/ISHIKURA Toshiaki (芸術人類学/Art-Anthropology)
ソイリ・ニュステン-ハーララ/Soili Nysten-Haarala (Faculty of Law, University of Lapland)
丸山芳子&ヘレナ・ユンティラ/MARUYAMA Yoshiko & Helena JUNTTILA)
モニカ・テンバリ/ Monica Tennberg (Arctic Centre, University of Lapland)

【公演 Performance & Dance】
丸山常生/MARUYAMA Tokio
アマンダ・ビルバリ/Amanda BILLBERG
ティッタ・コート&アウリ・アホラ/Titta COURT & Auri AHOLA

 

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表現者の紹介 

(参考作品)

<絵画 Painting>

 

中津川浩章 NAKATSUGAWA Hiroaki 光の船団」2011

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丸山芳子 MARUYAMA Yoshiko 「命のはじまり 3」2017  yoshiko_6_beginning3_web

 

ヘレナ・ユンティラ Helena JUNTTILA 「トンボ」2015
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<彫刻 Sculpture>

 

ミア・ハマリ Mia HAMARI 「聴く人」2017
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<インスタレーション Installation>

 

丸山常生 MARUYAMA Tokio (諫早市美術・歴史館でのパフォーマンス光景) 2017

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丸山芳子 MARUYAMA Yoshiko 「森羅万象というあなた」2017
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<映像 Video>

 

石倉敏明 ISHIKURA Toshiaki 「釜津田のシシ踊り」2017
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ユッカ・タルキアイネン Jukka TARKIAINEN 「故郷を離れて」2018 (photo by Helena JUNTTILA)Helena_jukka_Kotoa_lahto_sisalto5_ap

 

千葉奈穂子 CHIBA Naoko 「浜辺のまち」2017
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アマンダ・ビルバリ Amanda BILLBERG 「Falling in Forest」2017
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<パフォーマンス / ダンス Performance / Dance>

 

丸山常生 MARUYAMA Tokio  (東京都美術館でのパフォーマンス) 2017

photo:Kawasaki Mikio

photo:Kawasaki Mikio


アマンダ・ビルバリ Amanda BILLBERG
 「Falling in Silver」2017

photo: Kawasaki Mikio

photo: Kawasaki Mikio


ティッタ・コート Titta COURT

photo: Jenina Tormanen

photo: Jenina Tormanen


アウリ・アホラ Auri AHOLA

photo: Hannu Mällinen

photo: Hannu Mällinen

 

 

 

 

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精神の〈北〉へ vol.10: かすかな共振をとらえて

Spirit of “North” vol.10: Sensing Faint Resonances

 

地球の北方に住む人々には、国や民族の違いを超えて、何か共通の精神性があるのではないか?
「精神の〈北〉へ」は、この探究心を持って、東北と世界の北方のアーティストの交流により、北方人同士に共通する精神性:「北方的精神」を探り続けています。これは、東北地方に深く関わる探究と、グローバルな視野とを組み合わせた、北方論を共に織り継ぐ人類としての恊働であり、それによって、3.11で多くを失った東北人のアイデンティティを見出す応援でもあります。

2015年、当プロジェクトは福島県会津地方にて、東北とフィンランドの交流展を開催し、観客を交えた深い共感を実現しました。そして、日本とフィンランドの修交100年にあたる2019年、フィンランドの北方、ラップランド地方の中心都市ロヴァニエミ市のロヴァニエミ美術館にて、先の交流をさらに深化させる開催を計画しています。

ラップランド人は、自然との精神的な深い結びつきや被征服の歴史など、東北人との多くの類似を持っています。これまでの福島での活動との合わせ鏡のように、ラップランドの土地と人々、精神性を感受し、現地の作家との理解を深め、その成果を展覧会に反映させます。

展示空間に集うのは、インスタレーション、絵画、彫刻、映像とその音に加え、パフォーマンスやダンスの身体表現や、芸術人類学、サーミ考古学に及びます。これらの表現者に共通するのは、この地球に束の間存在する生物である私たち人間が、多様性を受け入れ、他の生物と調和し共存できる世界を、未来へと手渡そうとする意識です。異なるジャンルが静かに共振して行く様は、不寛容によって分断に進む世界とは対極の表現空間を呈示するでしょう。

【会期】2019年9月20日〜2020年1月26日

【会場】ロヴァニエミ美術館(ロヴァニエミ市、フィンランド)

【主催】精神の〈北〉へ 実行委員会/ロヴァニエミ美術館

【協力】
助成:Wihuri Foundation、公益財団法人朝日新聞文化財団、公益財団法人ポーラ美術振興財団、The Japan Foundation
後援:福島県立博物館

【表現者】
日本/丸山芳子(兼日本側キュレーター)、中津川浩章、千葉奈穂子、丸山常生、石倉敏明
フィンランド/ヘレナ・ユンティラ(兼フィンランド側キュレーター)、ミア・ハマリ、ティッタ・コート
スウェーデン/アマンダ・ビルバリ

【講演者】
石倉敏明(芸術人類学、同年のベネチア・ビエンナーレ参加)、ソイリ・ニュステン-ハーララ(環境法学)、丸山芳子(アーティスト・当プロジェクト企画者)、他

 

表現者の紹介 (参考作品)

<絵画 Painting>

 

中津川浩章 NAKATSUGAWA Hiroaki 光の船団」2011

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丸山芳子 MARUYAMA Yoshiko 「命のはじまり 3」2017  yoshiko_6_beginning3_web

 

ヘレナ・ユンティラ Helena JUNTTILA 「トンボ」2015
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<彫刻 Sculpture>

 

ミア・ハマリ Mia HAMARI 「聴く人」2017
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<インスタレーション Installation>

 

丸山常生 MARUYAMA Tokio (諫早市美術・歴史館でのパフォーマンス光景) 2017

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丸山芳子 MARUYAMA Yoshiko 「森羅万象というあなた」2017
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<映像 Video>

 

石倉敏明 ISHIKURA Toshiaki 「釜津田のシシ踊り」2017
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ヘレナ・ユンティラ Helena JUNTTILA cooperation: Jukka TARKIAINEN 「故郷を離れて」2018Helena_jukka_Kotoa_lahto_sisalto5_ap

 

千葉奈穂子 CHIBA Naoko 「浜辺のまち」2017
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アマンダ・ビルバリ Amanda BILLBERG 「Falling in Forest」2017
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<パフォーマンス / ダンス Performance / Dance>

 

丸山常生 MARUYAMA Tokio  (東京都美術館でのパフォーマンス) 2017

photo:Kawasaki Mikio

photo:Kawasaki Mikio

 

アマンダ・ビルバリ Amanda BILLBERG 「Falling in Silver」2017

photo: Kawasaki Mikio

photo: Kawasaki Mikio

 

ティッタ・コート Titta COURT

photo: Jenina Tormanen

photo: Jenina Tormanen

 

 

 

精神の〈北〉へvol.9 展

(English is following)

東日本大震災から早くも7年目。このプロジェクトの最初の開催(2013年 喜多方市)も、最終日は3月11日でした。その日は入り口までの雪の小道にろうそくを灯し、静かに追悼しました。
東京で開催する今回は、東北の応援となることを願って開始したこの活動のこれからを見据え、東北のこと、プロジェクトのことを参加者とともに語り合い、前へ進むための機会にしたいと思います。展示だけでなく、3回の催しがあります。どうぞお出かけ下さい。

 

精神の〈北〉へ vol.9 かすかな共振をとらえて

地球の北方の人々には、国や民族の違いを超えて何か共通の精神性があるのではないか?
「精神の〈北〉へ」は、そのような探究心を持って、東北と世界の北方のアーティストが交流することにより、民族やフィールドの違いを超えた相互理解や魂の共振をはかり、共通する「北方的精神」を探り続けています。この活動によって、東北が内包している豊かな精神性や多様性を探ることで、東北人のアイデンティティを見出すばかりでなく、世界的な視野でつながりを深めて行くプロジェクトです。今回は、北欧と日本のアーティスト5名の表現をご紹介します。

 

【展覧会】
会期:2018年3月5日(月)~3月11日(日)会期中無休
時間:1200~19:00 (催し日は終了時間まで。最終日は17:00まで)
会場:トキ・アートスペース(東京都渋谷区神宮前3-42-5、 tel:03-3479-0332)
入場無料 / 催しは予約不要、ドキュメンタリー鑑賞のみ有料

【アーティスト】
赤阪友昭(写真)
丸山芳子(絵画)
アマンダ・ビルバリ(映像・スウェーデン)
ヴィグディス・ハウグトゥロ(絵画・ノルウェイ)
ヘレナ・ユンティラ(絵画・フィンランド)

【催し】
■スライド&トーク:3/5(月)18:30~19:30、無料
赤坂友昭「サーモン・ラン~遡上の理由」
-アラスカのサーモンと森が教えてくれる、生命のプログラム-
アラスカの森奥深くに立つ巨木。その大地には海の記憶が残されている。サーモンが大挙して遡上する森では、その土地の土壌から海でしか構成されることのない栄養素が発見され、それが巨木を育てているのだという。サーモンと森が教える生命のプログラムについて、スライドを交えてお話しする。

■プロジェクト紹介:3/9(金)18:30~19:30、無料
丸山芳子「精神の〈北〉へ これまでとこれから」
-3.11後、福島県会津地方で続けているプロジェクトの中間報告-
東北や世界の北方のアーティスト、さまざまなフィールドの研究者が向き合い、共振するものを見出す活動を積み重ねて、見えて来るものとは?

■ドキュメンタリー上映+解説(赤阪友昭):3/10(土)18:00~20:00、ドリンク付き500円
「あたらしい野性の地 THE NEW WILDERNESS」
-オランダの干拓地に見る自然の再生力は、東北の希望となるか-
首都アムステルダムから50キロに位置するその自然の楽園は、もとは人間が使おうとして干拓され、人間の都合で捨てられ忘れ去られた場所だった。わずか45年であたらしい命を育み、楽園を築き上げた自然の再生力。それは東北の震災を経験した私たちにひとつの希望を与えてくれる。

 

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Spirit of “North” vol.9  Sensing Faint Resonances

Seven years will pass shortly since the Great East Japan Earthquake on March 11, and the nuclear power plant accident caused by it in 2011. We hope that this project can act as a pivot to create new developments, while also praying that our activities can help support the people residing in the region.
We hold exhibition and 3 events for dialogue during the memorial week.

【Exhibition】
5-11 March, 2018
12:00~19:00 (The Event days: depends on the closing time. / The last day: until 17:00)

【Artists】
Akasaka Tomoaki (Japan/ photograph)
Maruyama Yoshiko (Japan/ painting)
Amanda Billberg (Sweden/ video)
Vigdis Hougtrø (Norway/ painting)
Helena Junttila (Finland/ painting)

【Event】
■Image & Talk: 5 March (mon),  18:30-19:30, free
[Salmon Run] by Akasaka Tomoaki

■Image & Talk: 9 March (fri), 18:30-19:30, free
[Spirit of “North”, the result and the future] by Maruyama Yoshiko

■Documentary video & Talk: 10 March (sat), 18:00-20:00, 500yen with 1 drink
[The New Wilderness] Showing and explanation by Akasaka Tomoaki

 

 

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今年6月に開催した東京都美術館での「精神の〈北〉へ vol.7」は、北欧3カ国と日本からの9名の表現がひとつの広大な会場に共存し、作品同士が自然に共鳴し続ける有機的な空間となりました。

そのときの北欧と日本のアーティストの絵画と映像に、新たな作品を加え、福島市にてご紹介します。
展示会場は、生き物や精霊の気配をひそませる森の中のような雰囲気で満たされるでしょう。

会場は、3.11後の福島に向き合い、新たな文化の創造と発信の拠点として設立したギャラリー・オフグリッドです。東京会場を見逃した方、福島近県の方は、ぜひお出かけ下さい。

We will introduce again the painting and video art of Japanese and Scandinavian artists, those  works were exhibited in [Spirit of “North” vol.7] at Tokyo Metropolitan Art Museum in June, 2017. That first exhibition in 2018 will be held at Gallery Off Grid in Fukushima city.

精神の〈北〉へ vol.8 かすかな共振をとらえて

Spirit of “North” vol.8     Sensing Faint Resonances

【展覧会 / Exhibition】

会期:2018年1月18日(木)~2月21日(水)10:30~17:00 無料 / 18 Jan. ~21 Feb. , free
休廊:土・日・祝日(1/20・1/21のみ開廊)/ Closed on Sat. Sun. Holyday, except for 20 & 21 Jan.
会場:ギャラリー・オフグリッド(福島県福島市荒町4-7 県庁南再エネビル3F) / Gallery Off Grid (4-7 Aramachi, Fukushima city, Fukushima prefecture.)

*専用駐車場はございませんのでご注意下さい。/ No parking space of the gallery.
*丸山在廊日 1/18~21、2/21    / Maruyama, director of this project at the gallery on 18~21 Jan. and 21 Feb.

アーティスト:
アマンダ・ビルバリ Amanda Billberg(スウェーデン / Sweden)
ヴィグディス・ハウグトゥロ Vigdis Hougtrø(ノルウェイ / Norway)
ヘレナ・ユンティラ Helena Junttila(フィンランド / Finland)
丸山芳子 Maruyama Yoshiko(日本 / Japan)

 

【オープニング・トークイベント / Talk event】
丸山芳子 x 赤坂憲雄「北へ、曠野へ」/ Maruyama Yoshiko x Akasaka Norio [To the North, to the Wild]
2018年1月18日(木)19:00~20:00 / 18 Jan. 19:00~20:00
無料・予約不要 / free

主催・お問い合わせ:一般財団法人ふくしま自然エネルギー基金
tel:024-525-8155 mail: contact@fukushimafund.or.jp

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精神の〈北〉へ vol.7 かすかな共振をとらえて

Spirit of “North” vol.7     Sensing Faint Resonances

参加者 / participants
アマンダ・ビルバリ Amanda Billberg
ヴィグディス・ハウグトゥロ Vigdis Hougtrø
ヘレナ・ユンティラ Helena Junttila
石倉敏明 ISHIKURA Toshiaki
高島正志 TAKASHIMA Masashi
田附勝 TASTUKI Masaru
千葉奈穂子 CHIBA Naoko
丸山常生 MARUYAMA Tokio
丸山芳子 MARUYAMA Yoshiko

 

2017年6月9日−18日 / 9-18 June, 2017

 

撮影:千葉奈穂子

撮影:千葉奈穂子

 

撮影:千葉奈穂子

撮影:千葉奈穂子

 

この展覧会の構成で何よりも吟味したことは、広く高い天井の空間に配置した個々の作品からわき上がる表現の気のようなものが、互いに魅き合いからみあって、思いがけない化学反応を起こすことです。

立体作品や頭上の照明の支柱によって壁や床の作品に影がかかること。映像や音楽の4つの音に加えて地下鉄の通過音が、強弱の波を生みながら互いにかぶって聴こえていること。これらは通常の展示なら困りものですが、この場で偶然に発生するかかわり合いの現象を積極的に生かすことで、ひとつの空間内に有機的な共振が生まれ、民族や地域やフィールドの差を超えた「精神の〈北〉へ」の世界観が現れました。

 

撮影:千葉奈穂子

撮影:千葉奈穂子

 

撮影:丸山常生

撮影:丸山常生

 

撮影:丸山常生

撮影:丸山常生

 

東京都美術館にて開催した展覧会 [ 精神の〈北〉へ -かすかな共振をとらえて- ] 参加作家9名の作品をご紹介します。 作家や作品の詳細は、今後「アーティスト」や「活動の記録」ページにて紹介する予定です。

It’s introduction about the 9 participants of [ Spirit of “North:”  Sensing Faint Resonances ] at Tokyo Metropolitan Art Museum.

ヴィグディス・ハウグトゥロ(ノルウェイ)/ Vigdis Hougtrø (Norway)

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水彩 / Watercolor :「Elf」「Dream」「Winter Apples」など5作品、 2010
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水彩 / Watercolor:「Indigo River」2016

 

ヘレナ・ユンティラ(フィンランド)/ Helena Junttila (Finland)

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墨絵 / Sumi ink painting: 「Stop falling!」「Bear」「Dragonflies」2017 など10作品。

高島正志(日本) / TAKASHIMA Masashi (Japan)

音楽 / Music:「Music And Poetry For Sound Memories」
会津地方で採取した音などによるサウンド。ヘレナ
・ユンティラ作品の下に音源を設置(上写真)。

 

丸山芳子(日本) / MARUYAMA Yoshiko (Japan)

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水彩:「発生」「ある日の空」2017、「けものとひと-昭和村-」2014、など12作品
Watercolor: Dawm, Indication, Creatures and Humans, and so on 12 pieces.

 

人や動植物、川や月、精霊や伝承の生き物などが描かれた3名の絵画作品は、互いに融和し呼び合い、共鳴する絵画空間を醸し出しています。

 

石倉敏明 & 田附勝(日本)/ ISHIKURA Toshiaki  & TATSUKI Masaru (Japan)

撮影:丸山常生

撮影:丸山常生

インスタレーション:「古いみちのくの断片を保て」2017
Installation: To Sustain Fragments of Old Michinoku, 2017

撮影:丸山常生

撮影:丸山常生

石倉敏明 人類学講演:「東北に生きる造形思考」
Lecture: ISHIKURA Toshiaki (Anthropologist)

 

千葉奈穂子(日本)/ CHIBA Naoko (Japan) 

撮影:丸山常生

撮影:丸山常生

撮影:丸山常生

撮影:丸山常生

写真:「子安観音さま」「山裾のほこら」「三島の桐」2015 など11作品
Photograph: 11 pieces, Small Shrines in Skirts of a Mountain, The Paulownia of Mishima, and so on.

 

 

丸山芳子(日本)/ MARUYAMA Yoshiko (Japan) 

撮影:丸山常生

撮影:丸山常生

撮影:丸山常生

撮影:丸山常生

インスタレーション:「森羅万象というあなた」2017
Installation: You, The Universal Creation, 2017

 

 

アマンダ・ビルバリ(スウェーデン)/ Amanda BILLBERG (Sweden)

撮影:丸山常生

撮影:丸山常生

撮影:丸山芳子

撮影:丸山芳子

映像 / Video art:「Falling in Forest2017、2作品

撮影:丸山芳子

撮影:丸山芳子

ダンス / Dance:「Falling in Silver2017

撮影:千葉奈穂子

撮影:千葉奈穂子

公演日以外にも予告なしでダンスを行ないました。

 

 

丸山常生(日本)/ MARUYAMA Tokio (Japan)

撮影:丸山常生

撮影:丸山常生

撮影:丸山常生

撮影:丸山常生

インスタレーション / Installation:連接体ー「そこに、たちあがり…」2017

 

撮影:千葉奈穂子

撮影:千葉奈穂子

パフォーマンス / Art Performance:「トランジション・シリーズ」より

 

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