東日本大震災から早くも7年目。このプロジェクトの最初の開催(2013年 喜多方市)も、最終日は3月11日でした。その日は入り口までの雪の小道にろうそくを灯し、静かに追悼しました。
東京で開催する今回は、東北の応援となることを願って開始したこの活動のこれからを見据え、東北のこと、プロジェクトのことを参加者とともに語り合い、前へ進むための機会にしたいと思います。展示だけでなく、3回の催しがあります。どうぞお出かけ下さい。
【展覧会】
会期:2018年3月5日(月)~3月11日(日)会期中無休
時間:1200~19:00 (催し日は終了時間まで。最終日は17:00まで)
会場:トキ・アートスペース(東京都渋谷区神宮前3-42-5、 tel:03-3479-0332)
入場無料 / 催しは予約不要、ドキュメンタリー鑑賞のみ有料
【アーティスト】
赤阪友昭(写真)
丸山芳子(絵画)
アマンダ・ビルバリ(映像・スウェーデン)
ヴィグディス・ハウグトゥロ(絵画・ノルウェイ)
ヘレナ・ユンティラ(絵画・フィンランド)
【催し】
■スライド&トーク:3/5(月)18:30~19:30、無料
赤坂友昭「サーモン・ラン~遡上の理由」
-アラスカのサーモンと森が教えてくれる、生命のプログラム-
アラスカの森奥深くに立つ巨木。その大地には海の記憶が残されている。サーモンが大挙して遡上する森では、その土地の土壌から海でしか構成されることのない栄養素が発見され、それが巨木を育てているのだという。サーモンと森が教える生命のプログラムについて、スライドを交えてお話しする。
■プロジェクト紹介:3/9(金)18:30~19:30、無料
丸山芳子「精神の〈北〉へ これまでとこれから」
-3.11後、福島県会津地方で続けているプロジェクトの中間報告-
東北や世界の北方のアーティスト、さまざまなフィールドの研究者が向き合い、共振するものを見出す活動を積み重ねて、見えて来るものとは?
■ドキュメンタリー上映+解説(赤阪友昭):3/10(土)18:00~20:00、ドリンク付き500円
「あたらしい野性の地 THE NEW WILDERNESS」
-オランダの干拓地に見る自然の再生力は、東北の希望となるか-
首都アムステルダムから50キロに位置するその自然の楽園は、もとは人間が使おうとして干拓され、人間の都合で捨てられ忘れ去られた場所だった。わずか45年であたらしい命を育み、楽園を築き上げた自然の再生力。それは東北の震災を経験した私たちにひとつの希望を与えてくれる。
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Seven years will pass shortly since the Great East Japan Earthquake on March 11, and the nuclear power plant accident caused by it in 2011. We hope that this project can act as a pivot to create new developments, while also praying that our activities can help support the people residing in the region.
We hold exhibition and 3 events for dialogue during the memorial week.
【Exhibition】
5-11 March, 2018
12:00~19:00 (The Event days: depends on the closing time. / The last day: until 17:00)
【Artists】
Akasaka Tomoaki (Japan/ photograph)
Maruyama Yoshiko (Japan/ painting)
Amanda Billberg (Sweden/ video)
Vigdis Hougtrø (Norway/ painting)
Helena Junttila (Finland/ painting)
【Event】
■Image & Talk: 5 March (mon), 18:30-19:30, free
[Salmon Run] by Akasaka Tomoaki
■Image & Talk: 9 March (fri), 18:30-19:30, free
[Spirit of “North”, the result and the future] by Maruyama Yoshiko
■Documentary video & Talk: 10 March (sat), 18:00-20:00, 500yen with 1 drink
[The New Wilderness] Showing and explanation by Akasaka Tomoaki
2018.02.14